心斎橋のホテル日航大阪(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6244-1111)と大丸心斎橋店(心斎橋筋1、TEL 06-6271-1231)は共同で、中国人宿泊者向けの「買物コンシュルジュサービス」を10月から始める。
今年7月に個人観光ビザの発行条件が緩和されたこともあり、大阪・ミナミには中国からの観光客が増加している。ホテル日航大阪でも、宿泊客全体に対する外国人比率が昨年度の10%弱から今年度は20%前後まで増加しており、中でも中国からの観光客が増えている。
「買物コンシェルジュサービス」は、心斎橋や道頓堀かいわいでショッピングを楽しむことが多い中国人観光客の取り込みを狙い、大丸心斎橋店が10月から始めるもの。同ホテルの宿泊客がホテルを通じて事前に申し込むことで、コンシェルジュスタッフがホテル2階のロビーで出迎え、百貨店内での買い物や免税手続きを中国語でサポートするほか、購入商品をホテルまで運ぶ。一連の所要時間は2時間を見込む。
同ホテルでは、中国人宿泊客に対する付加サービスとして同サービスを提供することで、競合ホテルとの差別化を図り、個人客・リピーター客の取り込みを狙う。