大阪・ミナミの旧・精華小学校(大阪市中央区難波3)で10月23日、「精華小校舎を愛する人の建築勉強会」と同校舎の見学会が行われる。
精華小校舎愛好会(南船場2)が主催する同勉強会・見学会。同愛好会は、大阪が活気に満ちていた大大阪(だいおおさか)時代に建設され、1995年に廃校となった同校舎について、同校の卒業生で一級建築士でもある分田よしこさん(STUDIO WAKEDA代表)らが「重要文化財になってもおかしくないほどの校舎なのに、その存在すら知られずになくなっていくことは建築に携わる卒業生として放置できないと思った」ことから設立した。
9月25日に行われた1回目の勉強会には卒業生や近代建築ファンら23人が参加し、建築史と建築構造の専門家が同校舎の価値や活用のアイデアなどについて話した。2回目となる今回は、同校舎の完成後間もなく入学した卒業生と、同校舎の設計者である増田清さんの建築作品を撮り続けている写真家、上諸尚美さんがゲストスピーカーとして参加する。「精華学習ルーム」で13時30分~16時。校舎見学会は16時30分~18時。
1回目の勉強会について、分田さんは「人が集まる場を作って良かった。新しい情報や出会いがあった」と話す。今後も月1回のペースで勉強会を開いていく。
いずれも参加費は無料だが、メールまたはファクスでの事前申し込みが必要。