大阪のメーンストリート御堂筋で10月14日、恒例の「御堂筋パレード」が開催され、長堀通り~千日前通り間に開設された「おまつり広場」ではアート展示やパフォーマンスが行われた。
1983年に「大阪城築城400年まつり」のオープニングパレードとして始まった同イベントは、今年で25回目を迎え、毎年100万人規模の動員数を誇る。大阪府・大阪市・大阪商工会議所などで構成され、「大阪ブランド」の向上・発信活動を行う「大阪21世紀協会」が主催する。
御堂筋開通70周年の節目にあたる今年は、これまでの「観る」パレードから、市民参加を中心とした御堂筋を舞台としたイベントへと転換した。「大阪市役所前~長堀通り」の約2.1キロメートルのパレードコースには「おまつり広場」を併設。そごう心斎橋本店・大丸心斎橋店といった百貨店や高級ブランドの路面店が並ぶ心斎橋エリアと道頓堀川周辺の難波エリア間を歩行者天国として開放した。
各ステージではダンス、一輪車演技、音楽パフォーマンスなど50組を超える参加者が演技を披露した。アートエリアでは、各アーティストや参加者が作品を展示したり、ライブペイントのパフォーマンスを行い、観客は直接作品に触れるなど身近で作品を鑑賞したり、アーティストとのコミュニケーションを楽しんでいた。「FM COCOLO」のステージでは、12日から開催されている「アジアフェスティバル」の一環として、アジア各国の歌や踊りが披露された。
当日の会場は、秋の気配が漂う曇り空。集まった観客はパフォーマンスを観賞したり、普段歩くことのできない御堂筋の真ん中で写真撮影を行うなど、「御堂筋」は普段以上のにぎわいを見せた。