マツダレンタカーとパーク24、オリエンタルコンサルタンツの3社が12月24日、翌25日から大阪市内の5カ所で電気自動車のカーシェアリングサービスを開始するのに先駆け、「タイムズ長堀橋南」(大阪市中央区島之内1)で関連施設などを公開した。
同サービスは、大阪市の「電気自動車を活用したカーシェアリングのモデル事業」の実施事業者として3社が採択されたことにより実験的に行うもの。タイムズ長堀橋南のほか「タイムズ中之島中央」(北区)、「タイムズ堂島第4」(同)、「タイムズコスモスクエア第3」(住之江区)、「アジア太平洋トレードセンター駐車場」(同)の5カ所に、三菱自動車製電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」を1台ずつ配備し、15分200円で貸し出す。
電気自動車の利用には、あらかじめパーク24のカーシェアリングサービス「タイムズプラス」の会員登録が必要。会員登録にはカード発行料(1,000円)のほか、個人会員のみ別途月額費用1,000円が必要(利用料金に充当可能)。
貸し出しの際には、インターネットまたはマツダレンタカーの店頭で利用日時を申し込む必要があり、利用開始時刻になると「i-MiEV」の運転席付近に設置されたカードリーダーにカードをかざすとドアが開錠される仕組み。返却時には充電ケーブルを差し込んだ上でカードリーダーにカードをかざすと施錠される。利用料金はクレジットカードで決済され、予約から返却までが自動化・無人化されている。
i-MiEVはフル充電で50~60キロの走行が可能。同サービスではi-MiEVの利用終了から次回利用開始まで2.5時間以上空けるようにしており、2.5時間の充電で30~40キロの走行が可能という。