大阪・ミナミの鰻谷（うなぎだに）商店会がウナギの形をした全長90センチの商店街マップを作り、3月26日から配布を始める。

　心斎橋駅の南東にある同商店会は、御堂筋と堺筋の約500メートルの間にある「鰻谷北通り（鰻谷川柳通り）」と「鰻谷南通り」の2本の東西の通りに面した商店街。飲食店や物販店、バー、美容室など約270店舗で構成する。2本の通りは、西側では人通りの多い心斎橋筋と直行するものの、東側に行くほど人通りが少なく、来街者数を増やすとともに若者をはじめとする幅広い層にアピールする必要があった。

　制作した「鰻谷商店街うろうろマップ」は、全長90センチ、幅10センチあまりと大きく、ウナギの形をしたもの。広げると内側に商店街マップが描かれている。マップにはブロックごとにQRコードを印刷し、携帯電話で読みこむことで携帯サイトに接続し、約180店舗の情報を動画で見ることができる。動画は、関西大学政策創造学部の学生が撮影・編集したもので、1店舗あたり30秒で店の魅力を発信する。

　26日にはマップの配布や動画を上映する「放流式」を行う。割烹湖月（大阪市中央区東心斎橋1）前で10時～。同日12時と15時に、ZARA心斎橋店（心斎橋筋1）北側などでもマップを配布する。マップは1万部を製作し、26日の路上配布のほか加盟各店にも置く。