アメリカ村の現代美術ギャラリー「FUKUGAN GALLERY(フクガン・ギャラリー)」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6253-3266)で6月1日、チャリティー企画展「Q-CO」が始まった。
「大震災から何かをせずにはいられない、そんな思いを同じくする仲間と共に、身の丈に合った自分たちらしいチャリティー展示ができれば」と、同ギャラリーオーナーの村田典子さんと、友人のゴトウレイコさんが共同で企画した同展。企画展のタイトルも、「今、自分にできることをする」という意味の四字熟語「実践躬行(じっせんきゅうこう)」にちなんで付けた。
村田さん、ゴトウさん、編集者の竹内厚さん(Re:S)の3人が選んだ作家11人の作品約50点を展示し、それぞれ500円~15万円で販売する。「ギャラリーの本分」(村田さん)である作品の選定と販売を行い、作家への支払いと必要経費を賄ったうえで残る、売り上げの3割部分を被災地に寄付する。「作家に無償で作品を提供してもらうといったことではなく、あくまで普段の経済活動として行う身の丈のチャリティー」と村田さん。
会場には、エコプロジェクト「Lovearth Camp(ラヴァースキャンプ)」が製作した自転車発電機も展示する。自転車発電機に乗りペダルをこぐことで、後輪ホイールに取り付けた発電機を回し発電することができる。イルミネーションが光るとともにレコードが回り、ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」が流れる仕組み。
営業時間は13時~19時。入場無料。今月5日まで。
4日13時30分から、京都精華大学教授で環境社会学を教える槌田劭(つちだたかし)さんを迎え、原発やエネルギー問題をテーマにした座談会を開く。参加費は700円(1ドリンク付き)。3日~5日の19時~23時には音楽ライブも予定。参加費は1,000円(1ドリンク付き)。