道頓堀川遊歩道「とんぼりリバーウォーク」で7月13日、888灯のちょうちんが一斉に点灯を始めた。
ちょうちんの点灯は、地元商店街で構成する「いっとこミナミ実行委員会」(本部=道頓堀商店会)が企画・運営するライトアップイベント「道頓堀川万灯祭」として行われたもの。8月24日までの43日間にわたり、毎日19時~翌2時、とんぼりリバーウォークの両岸に設置したちょうちんを点灯し、夏の到来をアピールする。
同イベントは昨年に引き続いての実施だが、今年は東日本大震災の発生を受け、名称を「道頓堀川祝祭提灯」から「道頓堀川万灯祭」に変更し、イベントの趣旨に「東日本の早期復興への祈り」を加えた。ちょうちん献灯の協賛金(1灯=1万円)のうち1割を義援金として寄付するほか、ライトアップによる電力消費を抑えるため、東芝、東芝ライテックの協力により、888灯のうち600灯を防水型LED電球にした。
点灯セレモニーであいさつした、東芝ライテックLED事業本部の宇津巻隆久さんは「東芝の発祥事業であった白熱電球を昨年で製造中止し、LEDに大きくかじを切った。防水型LEDは、白熱電球の5分の1の電力消費で、雨水にも安心、紫外線領域の光を出さないので虫も寄りつかないので、ちょうちんに最適」とアピールした。
同委員会では、将来的には、とんぼりリバーウォークの湊町リバープレイス~堺筋間の約1.8キロに3731灯(ミナミが一番)のちょうちんを設置し、日本最大のちょうちんライトアップイベントに成長させたい考え。