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南船場のギャラリーでビートルズ展-デビュー50周年記念し開催

会場には、ビートルズのメンバーをモチーフにしたシルクスクリーンや、ジョン・レノンが制作したリトグラフなど、約20点が並ぶ

会場には、ビートルズのメンバーをモチーフにしたシルクスクリーンや、ジョン・レノンが制作したリトグラフなど、約20点が並ぶ

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 1960年代から70年代にかけて世界を席巻した英バンド「ビートルズ」が今年でデビュー50周年を迎えるのを記念して現在、南船場のギャラリー「浜崎健立現代美術館」(大阪市中央区南船場4、TEL 06-6241-6048)で企画展「Art for The Beatles」が開かれている。

ジョン・レノンとオノ・ヨーコさん制作のクリスマスカードなど、希少価値の高い作品も

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 「ビートルズにちなんだアート作品」を一堂に集めた同展。コーディネーター役を務めたのは、音楽評論家としてロック専門誌を中心に活躍する傍ら、現代美術のコレクター・コーディネーターとしてコレクション展なども手がけている保科好宏さん。会場には、保科さんのコレクションと今回新たに収集した作品、それに「世界に数人しかいない」(保科さん)と言われているメンバーの筆跡を鑑定できる鑑定士、本多康宏さんのコレクションを加えた約20点が展示されている。

 展示作品の中には、メンバー4人をモチーフにしたポスターやシルクスクリーンのほか、ジョン・レノンがオノ・ヨーコさんとの結婚を記念して制作したリトグラフ作品集「Bag One」の表紙になった作品や、「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT」と印刷されたレノンとオノさん制作のクリスマスカード、60年代当時のブロマイドなど、希少価値の高い作品も含まれている。

 ビートルズと同時代を生きたアンディ・ウォーホールやリチャード・アヴェドンから、現在活躍中のシェパード・フェアリーさん、Mr.Brainwash(ミスター・ブレインウォッシュ)まで、新旧さまざまなアーティストの「共演」も同展の魅力のひとつ。同ギャラリーオーナーの浜崎健さんは「アートの価値はいろんな要素が絡まって決まる。その一つが時間軸。アートと思ってることがそうでなかったり、アートと思ってやってないことが後から評価されるようになったり、時間が経ってみないと分からない部分がある」と分析する。一方で、「見る度に元気をもらえたりといった、ある人にとって思い入れの深い作品というのも存在する。ビートルズという切り口で昔から今までの作品を眺めていると、アートが持つそうしたさまざまな側面を垣間見ることができる」とも。

 開催時間は12時~20時。水曜定休。2月7日まで。

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