道頓堀周辺で毎週土曜日朝に清掃活動を続けている「道頓堀の掃除を楽しむ会(略称=道楽)」の清掃活動が間もなく200回目を迎える。
同会の清掃活動は、親学推進協会大阪事務局(大阪市中央区)の杉本哲也さんが、「飲みに行った帰りに道頓堀を通ったら、ゴミがたくさん落ちていた」ことから、2009年4月、1人で清掃活動を始めたことがきっかけでスタートした。現在は、毎週土曜日の6時に道頓堀交番前に集合した10~30人が、道頓堀の御堂筋~堺筋間を約1時間半かけ清掃している。
道頓堀の路上や橋、道頓堀川遊歩道「とんぼりリバーウォーク」には、空き缶、ペットボトル、ガムなどさまざまなゴミが夜間を中心に捨てられている。杉本さんは「最も多いのはタバコの吸殻。一度本数を数えたことがあるが、3870本も落ちていた」と話す。
同会の清掃活動は9月22日で181回目を迎えた。3年前から清掃活動に参加している会社員の小西克弥さんが「当初は、ほうきやちりとりを自宅から運んでいたが、今では道頓堀商店会に置き場所を提供していただいている」と話すほか、同会世話人の毛利竹志さんが「通行人のなかには、その場で清掃活動に参加する人もいる」と話すなど、活動は広がっている。