大丸心斎橋店（大阪市中央区心斎橋筋1）北館14階「大丸心斎橋劇場」で1月28日、接客コンテスト「第1回 大丸心斎橋店ロールプレーイング大会」が開かれた。

チャンピオンに輝いた松永さんの接客の様子

　同店にある650店舗以上から予選を勝ち抜いた各部門の代表15人が参加し日頃の接客技術を競った。店頭に見立てた舞台の上で、客役に扮（ふん）した教育担当トレーナーを相手に、出迎えから接客、商品販売まで、6分間の持ち時間で模擬接客を行う。審査員には大丸関係者のほか、社外審査員として、アパレル業界のコーチング担当者、ファッション業界新聞の担当者、地元テレビ局の担当者などが、商品説明力・提案力・会話力などを評価軸に審査を行った。

　冒頭、澤田太郎店長は「お客さまの財布の中身と商品を単に交換するだけであればネット販売でもいい。われわれリアル店舗は心の交流、ふれあい、うるおいや感動を与えるといった価値を生んでいると思う」とコメント。その後、参加した15人は緊張した面持ちもありながらも、日頃の接客の様子を披露した。

　審査の結果、関西らしく笑いもある接客技術を披露したつくだ煮店「誠味」の松永かおりさんがグランプリに、手土産を買い求める客に的確なアドバイスで丁寧に接客した洋菓子店「モロゾフ」の河田寛子さんが準グランプリに、終始笑顔を絶やさず接客したアパレル店「FREE’S SHOP」の平野彩佳さんがベストスマイル賞を、それぞれ獲得した。