アメリカ村の「心斎橋 ビッグステップ」(大阪市中央区西心斎橋1)4階の映画館「シネマート心斎橋」(TEL 06-6282-0815)で6月21日、無声映画に活動弁士が語りを入れる「活弁!シネマートライブ」が開かれる。
活動弁士とは、活動写真(無声映画)を上映中に、その内容を語りで表現する解説者。日本で映画が上映され始めたころ、多くの作品が無声映画で場を盛り上げる説明者が必要だったことから、上映中の作品の進行に合わせて口演する活動弁士が誕生した。
「活弁!シネマートライブ」は、「シネマート新宿」で昨年初開催され、これまで3回行われたが、大阪での開催は初めて。1927(昭和2)年にフランスで制作された映画「イタリアの麦わら帽子」を上映しながら、活動弁士の佐々木亜希子さんが語り、クロマティックアコーディオン奏者のかとうかなこさんと、フィドル奏者の大森ヒデノリさんが生演奏で盛り上げる。
佐々木さんはNHK山形放送局でキャスターを務めた後フリーとなり、2001年からは活動弁士として活動。レパートリーは160作品以上で、全国各地の映画祭のほか、東京国立近代美術館フィルムセンターなどにも出演している。
開催日時は13時~、16時30分~。チケットは一般=2,000円、大学生・高校生=1,500円、中学生以下=1,000円。当日朝から劇場のチケットカウンターで販売する。