JTB西日本(大阪市中央区)が12月10日、外国人旅行者専用の観光案内所「KANSAI TOURIST INFORMATION CENTER SHINSAIBASHI」(中央区心斎橋筋2)をオープンした。
「関西のショーケース」をコンセプトに捉える同所は、「関西を訪れる外国人旅行者に関西の自然・文化・歴史との触れ合いや、観光情報の提供・旅行の手配など多様なサービスを提供したい」という思いで設立。関西圏を訪問する外国人旅行者に日本各地の観光情報だけでなく、旅行手配や旅行者が求めるサービス提供する。対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国。
施設面積は約160平方メートル。宅配再送サービスや各種交通パスを販売する「インフォメーションセンター」や、ムスリム信仰者が礼拝できる「多目的スペース」、「インターネットコーナー」のほか、「さまざまな業界と外国人の方が直接触れ合い、反応をうかがう場所が提供できたら」という思いで、企業と外国人観光客とのマッチングスペースを設置する。
マッチングスペースでは現在、凸版印刷(東京都台頭区)の3Dフィギュア作成スペースと、グリコ(大阪府大阪市)のポッキーとプリッツの記念撮影像を設置している。「ゆくゆくは、お店までの地図なども設置して企業との導線になれれば」と担当者は話す。そのほか、関西・大阪の地域産品を紹介する「プラットフォームスペース」も設置し、海外エージェント客に対する「ラウンジスペース」も設置を予定している。
10日に行われたオープニングセレモニーに登壇したJTB西日本社長の籠島慎二さんは「観光情報だけでなく、日本または関西の技術・商品の情報も発信していきたい」と話す。
営業時間は11時~19時。