大阪市は1月13日、御堂筋のなんばエリアにおける一部区間の側道を「自転車通行区間化」するためのモデル整備を始めた。
この度、実施することになったモデル整備は、難波交差点~難波西口交差点の約200メートル区間。東側の側道(自動車の緩速車線)を無くし、歩道を拡幅、一部を自転車専用レーンとする。秋ごろには整備を終え供用を始める見通し。
大阪市を北から南に貫くメーンストリート・御堂筋は今年、開通から79年を迎えた。開通当時から社会情勢が大きく変化しており、約40年前に比べると自動車の交通量が4~5割も減少しているのに対し、自転車の交通量が6~7倍に増加、歩道内で歩行者と自転車が混雑した状況となっている。
そこで大阪市では2013年11月に1週間にわたり、新橋交差点~難波西口交差点付近の約1キロ区間で東西の側道で自動車の通行を規制し、本線(4車線)の混雑状況を調べた。その結果、同区間を含む梅新南交差点~難波西口交差点の約3.5キロ区間の自動車の平日の走行時間が30秒~4分程度延びたものの、歩行者、自転車利用者の双方からは好意的な意見が得られていた。