南海難波駅~今宮戎駅間の高架下にある商業施設「なんばEKIKANプロジェクト」(大阪市浪速区敷津東1)の第3期エリアが4月15日、オープンした。
インテリアショップの「CRASH GATE(クラッシュゲート)」
2014年4月に第1期エリア(271坪)のオープンに続き、2015年3月に第2期エリア(144坪)がオープンした同プロジェクト。今回、南海難波駅の南側に第3期エリアを開業した。同エリアには高架竣工年度に近い1930(昭和5)年代に製造された鉄道レールを展示するスペースも設ける。
新たにオープンするのは、「人と人とをつなぐ」をコンセプトとした、カフェ・ピザ・クラフトビール「BROOKLYN ROASTING COMPANY(ブルックリンロースティングカンパニー)」(約168坪)、インテリアショップの「CRASH GATE(クラッシュゲート)」(約110坪)、スポーツ用品・革製品「HATAKEYAMA(ハタケヤマ)」(約33坪)の3店舗。
ブルックリンロースティングカンパニーは、ニューヨーク発のスペシャルティコーヒーショップで、ローリング社製の大きな焙煎(ばいせん)機を設置し、店内はアメリカの本店にも匹敵する広さ。内装は、倉庫などのエリアとして使われていた、かつての高架下の姿を生かしている。NYスタイルのピザ&バーの「トークン」も併設する。同店は国内旗艦店となる。
クラッシュゲートは福岡県大川市発のインテリアショップで、大阪では「EXPOCITY(エキスポシティ)」(吹田市)に続き2店舗目となる関西初の路面店。家具だけでなく、植物や雑貨などのライフスタイルにこだわったものも取り入れている。ハタケヤマは、プロ野球選手にも愛され、グラブ・ミットは和牛の革にこだわり、オーダーメードや既製品を販売する。
同社企画部の座古達郎さんは「感度の高い若者を中心に、趣味性の高いお客さま同士の交流のきっかけとなればうれしい。この街全体を活性化させ、自然と名前の付くエリアにしていけたら」と期待を込める。
第3期エリアオープンを記念し、4月15日~17日には「第5回EKIKANマルシェ」も併せて開く。