大阪・堂島の洋菓子店「モン シュシュ」が5月27日、南堀江に「スイートファクトリー モンシュシュ.K」(大阪市西区南堀江3、TEL 06-6537-6587)をオープンした。
堂島の「モン シュシュ」は、購入に1時間もの待ち時間ができることもあるという人気洋菓子店。オーナーの金美花さんが南堀江を通りかかった時に、おしゃれでのんびりとした街の雰囲気を気に入ったことと、たまたま空き店舗が出たことがきっかけで出店を決めたという。
客層は、30代~50代のビジネスマンやOLが多い堂島店に対し、南堀江店では10代~30代の若い客が多い。買い物の途中や散歩中に立ち寄るなど、近隣に住んでいる人がほとんどだという。価格も、ケーキの価格が360円前後と、420円前後が主流だという堂島店に比べ、安めに設定しているという。
「ビジネス街に位置する堂島店は、休憩時間中のOLや仕事帰りのビジネスマンなど、時間が限られているお客様が多い。南堀江はどちらかというと『癒し』の場所。自分の好きな服を着て、好きなカフェに入ってくつろぐ、というような『ほんとに好きなことが出来る街』だと思う」と金さんは話す。堂島がパリだとすると、南堀江はのんびりとバカンスを過ごすプロバンスのような印象だという。イートインカフェの計画もしており、「気軽にお茶もできる、お客様にとっての癒しの場所」(金さん)になることを目指している。
シェフの大川桂二さんは、「ふわふわ」「ピカピカ」「フレッシュ」をキーワードに、鮮度にこだわる。今後、種類やアイテムを充実させ、「子どもから年配客までが、特別な時だけでなく、毎日食べられるようなお菓子を作っていきたい」とも。金さんは「まったくカラーの異なる各店の良さを生かし、目的に合ったお菓子を提供し、お客様に喜んでもらいたい」と話している。
営業時間は10時~20時。