南海電鉄グループと高島屋は4月21日、昨年4月に全面開業した大型商業施設「なんばパークス」(大阪市浪速区難波中2、TEL 06-6644-7100)の初年度入場者数が2,920万人だったと発表した。
同施設は、「未来都市なにわ新都」をコンセプトに2003年10月に1期部分を開業(111店舗)、昨年4月19日には2期工事が完了し全面開業(238店舗)した。店舗面積は約51,800平方メートルで、1階から5階は物販を中心とした店舗、6階から8階は飲食を中心とした店舗が入る。屋上庭園「パークスガーデン」には約7万株の樹木が植えられている。
全面開業時にオープンしたシネマコンプレックスや「トイザらス」などの店舗がメーンターゲット層である30代男女に加え、ファミリー層や中高年を誘引。周辺のなんばCITYや高島屋、なんばこめじるしなどの商業施設も堅調に売り上げを伸ばしており、「ミナミ全体に良い波及効果をもたらした」(同社)。
全面開業から1年間の入場者数は2,920万人で、当初目標の2,100万人の約1.4倍と大幅に上回ったが、売上高は284億円と、当初目標の269億円を5.6%上回るにとどまった。
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