南海電鉄は7月20日より、同社の沿線情報誌「P+natts(ピーナッツ)」と神戸電鉄が発行する情報誌「SUZURAN」の相互交換を開始、両沿線からの旅客誘致を図っている。
「P+natts」は、20~30代の女性をターゲットにしたグルメ、ファッション、トラベル、エステなどを中心に、南海沿線を中心とする京阪神地区の情報を掲載する無料月刊誌。同社各駅で設置するほか、大阪府内のオフィスや美容院などに無料配送を行っている。来年3月20日、神戸・大阪・奈良の直通が可能になる「阪神なんば線」の開業に伴い、兵庫県内から同社の拠点でもある大阪・難波地区への来訪客の増加を見込み、先月より神戸エリアのオフィス・店舗にも配送を開始した。
両社情報誌の相互交換により、南海電鉄は「P+natts」をオフィスなどへ配送する際「SUZURAN」を同封し、大阪府下における神鉄沿線のPRを実施。神戸電鉄は、沿線の鈴蘭台駅、岡場駅、志染(しじみ)駅などの主要駅に「P+natts」を設置し、神戸方面から難波地区への旅客誘致を目指す。
「SUZURAN」は、神鉄沿線を中心とした観光、イベント情報を掲載し、年5回発行する。神鉄、北神急行全駅、阪急、阪神、山陽、神戸高速、神戸市交、神戸新交通の主要駅、沿線施設などに設置している。
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