近鉄は8月23日、来年3月20日の阪神なんば線開業に伴う相互直通運転のPRの一環として、阪神1000系車両の写真撮影会と試乗会を西大寺車庫で開催した。
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同イベントには一般募集に応募した約5,400人の中から抽選で選ばれた約500人が参加、3班に分かれて写真撮影会と試乗会を行った。写真撮影会では阪神1000系のラッピング車両とともに、近鉄の相互直通運転車両9020系PRトレイン(ラッピング車両)も展示、近鉄と阪神の車両が肩を並べた。両車は共に、阪神本線や阪神なんば線、近鉄奈良線の走行に対応しており、相互直通運転開始後は、近鉄奈良-阪神三宮間で運行される。
試乗会では阪神1000系車両に乗車、西大寺車庫をゆっくり発車すると参加者からは歓声が上がった。その後列車は大和西大寺-東花園間を約90分かけて往復、沿線からも多くの人が見守っていた。参加者の多くは鉄道ファンや親子連れで、来年3月に迫った相互直通運転開始を期待に期待を寄せる。
阪神なんば線は西九条-近鉄難波間(3.8キロメートル)を結ぶ新線(開業後は尼崎-近鉄難波間が阪神なんば線)で、開業と同時に近鉄奈良-阪神三宮間で相互直通運転を行う。