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大阪・日本橋の高島屋史料館で美術展 富士山や松竹梅など縁起物集める

横山大観の「蓬莱山」

横山大観の「蓬莱山」

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 美術展「吉祥うつし」が1月11日から、大阪・日本橋の高島屋史料館(大阪市浪速区日本橋3)企画展示室で開かれている。

松や梅のデザインをあしらった鮮やかな振り袖

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 めでたいことや良い前兆を意味する「吉祥」をタイトルに冠した美術展。作家から高島屋に寄贈された作品や、同館が新年のあいさつ用に制作する飾り扇子の原画のほか、着物や工芸品などを展示する。

 入り口には横山大観の「蓬莱山」を掲げる。同作品は縦横2メートルを超える大作で、古代中国の伝説にある蓬莱山と日本の富士山が対になって描かれたもの。会場では富士山のほか、松竹梅や鶴など、縁起の良いものを描いた作品を中心に展示。隣接する「アーカイブス展示室」にも関連作品を展開し、延べ41点の作品を展示する。

 学芸員の古田理子さんは「新年1回目の企画ということで、めでたいものを描いた作品を中心にそろえた。見た人が幸せになり、その幸せがまた別の人に広がっていけば」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。火曜・水曜休館。2月24日まで。

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