高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)で10月15日から開催されている「大黄金展」に、豊臣秀吉の「黄金の茶室」が復元展示され、話題になっている。
当時の資料と伝承をもとに復元された茶室は、高さ250センチ、幅270センチ、奥行き255センチで、10センチ四方の純金箔を約1万5,000枚用い8カ月かけて再現された。茶室についての正式な資料や図面などは残っておらず、秀吉の死後、大阪夏の陣の大阪城落城の際に焼失したといわれている。今回の復元に際しては、国立科学博物館(東京都台東区)が協力した。
復元を担当したSGC信州ゴールデンキャッスル常務執行役員の石川貴久さんは、「分解して移動できるように、300個のパーツに分かれている」と話す。豊臣秀吉の黄金の茶室も移動が可能だったという。純金製の茶道具を含め総額は3億5,000万円相当で、希望者には販売も行う。
同展にはその他、純金製の太刀(4,060グラム、4,141万2,000円)、純金製ハローキティ(25グラム、52万5,000円)、純金製トランプ(1セット=39グラム、42万5,250円。1枚から販売が可能で、1枚=0.7グラム、12,600円)、砂の部分が純金製の砂時計(50グラム、57万7,500円)など金製品が多数展示、販売されている。
同店の開催は10月20日まで。