
道頓堀の焼き肉店「道頓堀みつる 本店」(大阪市中央区道頓堀1)が8月1日、リニューアルオープンした。
「道頓堀みつる」は、黒毛和牛を一頭買いすることで、希少部位などを低価格で提供する焼き肉店。2000(平成12)年、道頓堀に本店をオープンし、心斎橋や上本町にも店舗を展開。本店のオープンから25周年を迎えるタイミングで店舗を全面リニューアルした。
目玉は、道頓堀川沿いに設置した高さ11メートルの巨大看板と道頓堀商店街側に設置した高さ6.7メートルの立体看板。巨大看板には、牛の顔をしたランナーが通天閣、太陽の塔などが並ぶ大阪の街を駆け抜けて道頓堀にゴールする様子を描き、立体看板は、十二単(ひとえ)を身に着け正座する黒毛和牛の像を取り付けた。道頓堀は「グリコサイン」をはじめとする巨大看板や立体看板が名物となっており、同店も街のにぎわい創出も目指し2種類の看板を新設した。
店内客席フロアの2階~4階も一新し、さまざまな用途での利用に対応できるようフロアごとに雰囲気を変えた。席数は2階=56席、3階=80席、4階=55席。2階は、外国人観光客向けにちょうちんの装飾や日本らしい木造建築をイメージした作りにするほか、回転すしから着想を得た全長12.5メートルの直線レーンを設置。料理をレーンで客席まで届けるなどエンタメ要素をプラスした。3階には、家族やグループ向けにテーブル席を設置。4階は会食や接待向けに全席個室にした。
柴田充社長は「本店のオープン時は巨大な看板を付ける余裕がなく、いつか街の先輩方の店舗のように目を引く看板を設置したいと思っていた。単に焼き肉店としての役割にとどまらず、街の一員として道頓堀に愛される存在であり続けたい」と話す。
営業時間は11時~翌1時。