アウディ ジャパン(東京都世田谷区)は10月30日、大阪・新町に関西最大のショールーム「Audi 大阪中央」(大阪市西区新町1、TEL 06-6531-7707)をオープンし、同社のドミニク・ベッシュ社長らが記者会見を行った。
ベッシュ社長は「輸入車販売台数は前年度比でマイナスが続いているが、アウディ ジャパンは今年1~9月期で前年度比4%増を達成、輸入車市場でのシェアも1%アップした」と好調さをアピール。その要因は「年頭からのニューモデル攻勢と、アウディのブランドの浸透」によるものと説明した。特に、クーペモデル「A5/S5シリーズ」と、9月から販売を開始したばかりの「RS6 Avant」が好調という。
同ショールームについて、ベッシュ社長は「近畿圏は販売台数の16%を占める重要な市場であり、伸び率も高い。2007年に2,331台だった販売台数を2017年には4,000台に増やす計画で、大阪の中心にランドマークが必要だった」と背景を説明した。同社では販売戦略として「ブランドイメージをさらに際立たせる」「メトロポリタンストラテジーに焦点を当てたディーラーネットワークの開発」「オーナーシップエクスペリエンスと顧客満足度の向上」の3点を挙げており、今回のショールームもこの戦略に沿ったもの。
長堀通りに面したビルに入居する同ショールームは、1階の新車コーナー(492平方メートル、展示台数8台)と2階の中古車コーナー(361平方メートル、展示台数5台)を合わせ853平方メートルと、関西地区で最大規模。ファサードには「アウディの先進性をイメージした」(ベッシュ社長)アルミニウム製のハニカムパネルを採用するなど、同社の新CI(コーポレート・アイデンティティー)「アウディ ターミナル コンセプト」に基づいたデザインとした。
営業時間は10時~19時。月曜定休。