阪神電鉄は1月26日、今年3月20日に開業する阪神なんば線で乗務員の習熟訓練運転を始め、その様子を報道陣に公開した。
3月20日に開業するのは西九条-大阪難波間の3.8キロメートルで、開業と同時に現在西大阪線として運転している尼崎-西九条間も阪神なんば線となる。大阪難波駅で阪神と近鉄の線路がつながり、三宮-近鉄奈良間を最速76分で結ぶ直通列車の運転が始まる。
同社では1月21日より、乗務員などを指導する助役らが訓練運転を行った。乗務員の習熟訓練運転は新線区間のうち西九条-桜川間(2.7キロメートル)で開始、途中のドーム前駅では阪神の6両編成の電車が停車、扉の開け閉めを行い、運転士が列車の運転を行う際の加速や減速のタイミングを実際に運転して確かめるなどした。
訓練は2月下旬ごろまで行い、合わせて約400人の乗務員が参加、開業に向けて準備を整える。