北堀江のなにわ筋沿いに面した複合飲食施設「ちゃぶマイル」（大阪市西区北堀江2、TEL 06-6578-2900）に2月18日、総菜居酒屋「こころごはん」と串揚げ料理「九四」の2店舗が新規出店した。

「こころごはん」の雰囲気は

　昨年7月にオープンした同施設は、ふぐ料理店「玄品ふぐ」を全国に展開する関門海（同）と、カフェやレストランの運営・企画を行うバルニバービ（同）が共同で運営を手掛ける。100坪の店内に、北海道イタリアンバール「ezoccino」、居酒屋「宮崎てげてげ」、沖縄料理「沖縄Kitchinバナナ」など複数ジャンルの飲食施設10店舗が入居する「イートマーケット」。各店で料理を楽しめるほか、施設内の別店舗の料理を「デリバリー」することもできる。

　「こころごはん」は、「肉じゃが」（280円）や「カリカリじゃこごはん」（280円）、「北あかりのホクホクコロッケ」（100円）など素朴な家庭料理を展開。「九四」は、「ししとう」（100円）、「レンコン」（150円）、「豚バラ」（150円）などリーズナブルな大阪の串かつを提供する。

　両店の出店に合わせ、既存各店も価格を見直し、単価の低いメニューを投入するなど「時代に合った適正価格へと修正しバリュー感を出した」（関門海営業企画チームの池田正之さん）。平日はビジネス客が、休日は家族連れの利用が多く、「最近では各店に固定客が付いてきた」（同）という。全店合わせた売り上げは月間約1,500万円。

　施設内にはさまざまな店舗が集積し、全国各地の料理を楽しめるほか、VIPルームを備えた焼酎バーやシャンパン・ブランデーバーなどもあり、深夜までにぎわいを見せている。