アメリカ村「三角公園」に隣接するビルに設置された可動式ビジョン裏に設けられたステージに3月29日午後、沖縄出身のHIP HOPグループ「PENGIN」が登場、セカンドシングル「春春春」などを熱唱した。
パフォーマンスは、厚生労働省が後援するFM OSAKAのキャンペーン「愛です!FM OSAKA ~HIV/エイズを考えよう!~」の2009年度のキックオフイベントとして開催されたもの。今年はタイトルを「愛です!FM OSAKA 09」とし、「健康にかかわる啓発」「人と人とのつながり」をテーマに、若年層の献血不足、ハンセン病、B型肝炎、うつなどにテーマを広げたキャンペーンを展開する。
イベントを前に同公園周辺では、同キャンペーンのフリーペーパー「AMEMURA PRESS」を配布。冒頭にFM OSAKAのDJ、遠藤淳さんがエイズ予防を訴えた後、HIP HOPグループ「PENGIN」が登場しゲリラライブを行った。春に新生活をスタートする人に向けた「春春春」など数曲を熱唱、ファンらおよそ500人の観客はステージに向けて声援を送ったり、写真を撮影したりして楽しんだ。
PENGINのメンバーはライブ後、「ステージからはファンの表情がよく見え、口ずさんでいる人もいた。HIV検査に行くのは面倒と思うかもしれないが、保健所や病院など受けることができる所はたくさんある。自分には関係ないと考えるのではなく、ぜひ検査を受けてほしい」と呼び掛けた。
FM OSAKAでは6月1週目の「HIV検査普及週間キャンペーン」に合わせ、5月29日に「なんばHatch」でトークライブを行うほか、12月1日の「世界エイズデー」に合わせたライブも予定。遠藤さんも金曜日のDJを務める新番組「PEACE!」(月曜~金曜、6時~)では毎朝、10~20代前半の若年層に向けてキャンペーンと連動した啓発活動を行っていく。