オリックス不動産(東京都港区)は7月25日、運営を手がける「ホテルリーヴァ心斎橋」を「クロスホテル大阪」(大阪市中央区心斎橋筋2、TEL 06-6213-8281)と名称変更し、新ブランドとして運営を開始する。
「CROSS HOTEL(クロスホテル)」は、「『CROSS STYLE』をキーワードとした、『さまざまなシーンの交差点(CROSS)』となるスタイリッシュホテル」がコンセプト。「時には生き方にセンスをもつ感度のよい人々、モダンで洗練されたライフスタイルの人々が集う交差点となり、時にはエンターテインメント、情報、シーン、人々がスタイリッシュに行き交う交差点となるホテルでありたい」という思いを込め、「シティホテルの高級感とビジネスホテルの気軽さを併せ持つハイグレードホテル」を目指すという。
「ホテルリーヴァ心斎橋」は4月、客室コーディネーションやアメニティなどを一新、イタリアンレストラン「マエストロ」を設けるなど、リニューアルしたばかり。全客室数は229室で、白を基調とした客室に、赤と黒をアクセントカラーとして使用し、落ち着いた雰囲気となっている。料金は、シングル=14,000円、ダブル=18,000円、デラックスダブル=21,000円、ツイン=21,000円。「クロスホテル大阪」にリブランドするのを機に高層階にスイートルームを新設、同日オープンを予定している。
ターゲットは「日常のおしゃれ感や空間の雰囲気にこだわり、プラスアルファのゆとりを求める顧客層」(同社)。同ホテル広報担当者は「20代後半以上の客層が多くなると見込んでいる。自分の意志で『価値』を選択できる人に宿泊してもらいたい」と話す。
同社では、「クロスホテル札幌」が7月20日にオープンしたのを皮切りに、東京、大阪をはじめ全国の中核都市に参入し、「クロスホテル」ブランドをチェーン展開する予定。