貧乏大学院生が大富豪の成功理論を出版-白衣を着てゲリラPR

ジュンク堂書店千日前店を訪れ、ゲリラPRを行った黒岩将さん(中央)ら。

ジュンク堂書店千日前店を訪れ、ゲリラPRを行った黒岩将さん(中央)ら。

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 大学院の博士課程に在籍しながら、ベンチャー企業を立ち上げた黒岩将さんが6月18日、自身の著書「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ)をPRするため、「貧乏博士課程」「脱貧」などと書かれた白衣を着て、ジュンク堂書店千日前店(大阪市中央区難波千日前)を訪れ、ゲリラキャンペーンを行った。

キャンペーン中のひとコマ

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 黒岩さんは、奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)の博士課程に在籍中の大学院生で、ITベンチャー企業「ホープフル・モンスター」の社長。研究テーマでもある「組み合わせ最適化理論」を応用して開発した合コンの席替え最適化システム「ザ・セキガエ」を開発し販売しているが、年商は「わずか29万円」。

 収益が伸び悩むなか、知人の紹介でバリ島でのシステム開発の案件に参加。そこで大阪出身の元暴走族の総長で、現在はバリ島で23社の会社を経営する大富豪、通称「兄貴」に出会い、衝撃を受ける。兄貴との出会いを通じ教えられた成功法則を「マルチーズ理論」「隣人に幸あれ理論」「さわやか理論」など24の成功理論にまとめ、「出稼げば大富豪」として出版した。

 当日、黒岩さんは大学院生をイメージさせるために「貧乏博士課程」「脱貧」「ほぼノンフィクション作家」などと書かれた白衣を身にまとい、大阪市内の大手書店をまわるゲリラキャンペーンを行った。ジュンク堂書店千日前店では、突然訪れた白衣姿の黒岩さんらに戸惑いながらも、担当者は黒岩さん自作のPOPを受け取っていた。

 同書出版に関連して、近畿日本ツーリストが「兄貴」の原点を探る「バリ島特別ツアー」を企画。初回の7月9日出発分はすでに満席となり、追加を検討しているという。

 初版3万部。1,680円。全国の書店で販売中。

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