大阪・南船場の写真ギャラリー「ナダール」(大阪市中央区南船場3、TEL 06-6251-8108)で、中国製トイカメラ「Holga(ホルガ)」で撮影した作品を展示する写真展「ホルガエキスポ2009」が開催されている。主催はホルガ専門写真サークル「ホルガ会」。
今回で8年目となる同展では、全国各地から集まった59人の作品を展示する。ホルガ会代表の吹雪大樹さんは「ホルガエキスポは、ホルガ会に所属している人なら写真のプロから初心者まで誰でも参加可能。撮影者それぞれの表現が詰まったホルガ独特の写真を見てもらいたい」と話す。
近くの写真ギャラリー「アビィ」(南船場2、TEL06-6261-7383)でも「ホルガジャンボリー」を同時開催、ホルガエキスポに過去2回以上出展した経験者の写真を展示している。「ホルガエキスポとは違い、ベテランならではの自由な表現を見てほしい」と吹雪さん。
吹雪さんはもともと映像の仕事に携わっていたが、1999年にホルガの魅力に触れ、2002年より同展を始めた。「ホルガの魅力は、写りがあいまいになるところ。ぼんやりした感覚が人間の記憶に近いと思う。8ミリカメラをスクリーンに映しているような、そんな懐かしい感覚になる」と話す。同展については、「今後もどんどん続けていきたい。東京と大阪だけでなく日本のいろいろな場所で開催したいし、海外のホルガユーザーとも交流できるようにしていきたい」と夢を膨らませる。
開催時間は、ホルガエキスポ=11時~19時、ホルガジャンボリー=12時~19時(日曜は17時まで)。月曜休廊。9月6日まで。