そごう心斎橋本店(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 06-6281-3111)の今月31日の営業終了日まで、いよいよあと3日と迫った。
同店は2000年の経営破たん後、解体されたそごう大阪店を改修して2005年に新装開店した。当時のキャッチコピーは「なにわ遊覧百貨店」。音楽イベントや落語上演会などが催されるそごう劇場を併設し、「そごう復活」のシンボルとして注目を浴びたが、営業赤字が続き2009年2月に売却を発表した。
同店では5月から段階的にセールを行っており、今月19日から閉店日までは「最終閉店売りつくし」セールを実施している。店舗出入口やホールなどに閉店までのカウントダウンボードを設置した。広報担当の井上さんは「セールを行ってから、普段は来られない方にも来店いただいている。婦人靴・婦人服など定番の商品に加え、ワイシャツなど紳士服も人気」とセールの反響について話す。
J.フロントリテイリング傘下の大丸に売却される同店は、閉店後に改装に入り、11月からは隣接する大丸心斎橋店の新館として生まれ変わる予定。これにより同店は約78,000平方メートルの巨大店舗となる。井上さんは「閉店はとても残念で申し訳なく思う。今後は神戸店を中心に事業を展開していく。残り少ないが、笑顔でおもてなしさせていただきたい」と話す。
営業終了は31日の20時(13階レストランは18時オーダーストップ、20時閉店)。心斎橋筋正面出口より閉鎖し、最後は20時30分に御堂筋側出口を閉鎖する。14階のギャラリー・劇場は1日早い30日に閉場する。