難波の大阪シティエアターミナル(愛称=OCAT)4階の難波市民学習センター(大阪市浪速区湊町1)で9月11日、捨てられた猫たちの過酷な現状を訴える「捨て猫写真展」が始まる。主催は、捨て犬・捨て猫をなくすための活動を続ける市民団体「大阪犬猫ネットワーク」と、愛護教育の必要性を訴える「TAPS大阪」。
「『かわいい』と安易に猫を飼い、『いらない』と捨てるのはいつも大人たち。『誰かに拾ってもらえるだろう』という気持ちで猫を捨てる、そんな大人になってもらいたくない」という趣旨で開催される同展。会場では、静岡で捨て猫の救済活動を行う動物ボランティア団体「CAT28(キャットにゃ~)」の代表、溝淵和人さんが7年間かけて撮影した捨て猫の写真を展示する。
「犬や猫などの動物を捨てさせない社会を作るため活動している」と話すのは「大阪犬猫ネットワーク」代表の野上さん。「犬や猫を捨てることは法律違反だという認識を皆さんにしっかり持っていただきたい。今回の写真展の開催で、捨てられた動物の現状を少しでも多くの人に知ってもらえれば」と期待を寄せる。
開館時間は10時~21時(日曜は17時まで)。今月13日まで。