道頓堀で「水」をテーマにインスタレーション-水滴による文字も

横8メートルのステージ上にコンピューター制御された水滴で文字を描く

横8メートルのステージ上にコンピューター制御された水滴で文字を描く

  • 0

  •  

 道頓堀川の戎橋西側の遊歩道「とんぼりリバーウォーク」工事現場で9月19日~23日の夜間、「水」をテーマにしたインスタレーションが展開される。

[広告]

 インスタレーションを行うのは、ドイツ人アーティスト、ジュリアス・ポップさんと、植松奎二(けいじ)さん。ポップさんはドイツ・ニュルンベルク生まれで、ライプツィヒとニューヨークを拠点に活動する現代アーティスト。植松さんは神戸市生まれの芸術家で、大阪とデュッセルドルフを拠点に活動する。

 今回のインスタレーションでは、ポップさんと植松さんの、いずれも「水」をテーマにしたインスタレーションが5分ごとに切り替わり、交互に展開される。ポップさんの作品「Bit.fall」は、横幅8メートルのステージ上部にコンピューターで制御する320個の磁石弁を設置、インターネット上のニュースから抽出した最新のキーワードを抜き出し、磁石弁により水滴により文字を「描き落とす」もの。水滴はライトにより照らし出され、ステージ下に落ちるまでの一瞬の間、文字して光り輝く。

 植松さんの作品「Falling Water/Rising Water」は、プロジェクターによりステージ壁面いっぱいに滝の映像を投影する。映像の半分は流れ落ちる滝、残り半分は登っていく滝を映し出し、不思議な映像となっている。

 今回のインスタレーションは、ドイツ文化センター(大阪市北区)が、水都大阪2009実行委員会と、水都大阪2009の船着場プログラム(地域協同企画)として実施中の「大阪ミナミ水都祭り」の実行委員会「総衆ミナミ」と連携して実現した。2年前にポップさんが来阪した際に道頓堀の風景を気に入り、「大阪で行うなら道頓堀で」との意向もあったという。

 ステージは戎橋西側の遊歩道工事現場の足場上に設置されており、戎橋から見ることができる。開催時間は19時30分~22時。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース