難波のカレー店「自由軒 難波本店」(大阪市中央区難波3、TEL 06-6631-5564)の総料理長が監修したカレーパンが期間限定で発売されている。
「自由軒」は1910(明治43)年創業の老舗カレー店。カレーと米を混ぜ合わせ、卵を落とした「名物カレー」で有名。作家の織田作之助が足しげく通った店としても知られる。現在は同本店と、「なにわ食いしんぼ横丁」内の「自由軒 天保山店」(港区、TEL 06-6576-5821)の2店舗を展開している。
今回の商品化は、同店と神戸屋(大阪市東淀川区)とのコラボレーションにより実現した。同店のメニュー「自由軒 名物カレー」と「自由軒 別カレー」それぞれの味をカレーパン用にアレンジし商品化した。同店特製のカレーパウダーを使用し、「辛みの効いたうまさ」が特徴だという。
商品開発の経緯について、神戸屋関西企画開発部の中村さんは「神戸屋の名物カレーは、スーパーやコンビニエンスストアで販売するカレーパンとしては辛さが強すぎた。より多くの方に購入していただけるように、少し辛さを抑え、かつ『自由軒』の味を変えないように総料理長に依頼し、完成した」と話す。「大阪の会社同士によるコラボレーション。大阪発のおいしさを広げていきたい」とも。
「自由軒 名物カレーパン」(126円)は、牛肉とトマト・タマネギなどの野菜をベースに、自由軒特製カレーパウダーを合わせたもの。「自由軒別カレーパン」(同)は、牛肉をベースに、ジャガイモ・タマネギ・ニンジンなどの野菜を入れた。
11月30日までの期間限定で、関西(中部・北陸・中国・四国地方の一部を含む)のスーパー、コンビニエンスストアなどで販売している。