アウディ ジャパン(東京都世田谷区)は1月15日、大阪・新町のショールーム「アウディ 大阪中央」(大阪市西区新町1、TEL 06-6531-7707)で4ドアクーペ「新型アウディA5スポーツバック」の記者発表を行った。
同社は2009年、厳しい経済環境で競合各社が業績に伸び悩むなか、前年比1%増となる登録台数を記録した。会見を行った同社のドミニク・ベッシュ社長は、その要因を「市場投入した9つのニューモデル(2010年度の燃費基準を達成)がいずれも市場で高い評価を得たこと、ディーラーネットワークを拡充したこと、ブランド誕生100周年を記念して行った広告キャンペーンなどを通してブランド認知度が高まったこと」によるものと説明。
2010年の事業戦略について、ベッシュ社長は「引き続きニューモデルを市場投入し、2009年に1万6,171台だった登録台数(同社歴代2位の記録)を2010年には1万6,691台に増やす計画」と説明。「関西エリアは販売台数の15%を占める重要な市場で、ポテンシャルも高い。2010年は20%に伸長させたい」と意欲をみせた。
今回発表した「A5スポーツバック」は、クーペが持つスタイリッシュなデザイン、大きなリヤゲートを持つステーションワゴンの機能性、4ドアセダンの快適さを、4ドアのミッドサイズボディーで実現したという。エンジンは、5年連続インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞した直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン「2.0TFSI」を搭載。エネルギー回生システムなどの採用により、高燃費とCO2排出量の低減を実現した。
価格は575万円。A5スポーツバック誕生を記念した20台限定のモデルは751万円。16日~24日にデビューフェアを行う。