昨年11月に開業した心斎橋の大丸・北館の低層階に2月26日、ユナイテッドアローズの旗艦店など5店舗がオープンするのを皮切りに、3月6日には戎橋横にH&Mが関西初出店するなど、難波駅~心斎橋駅までの南北の通りが春の訪れを前に大きく変わる。
2月26日に1~2階部分がリニューアルする大丸・北館(大阪市中央区心斎橋筋1)には、30代をメーンターゲットにした「ユナイトッドアローズ」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」「アーバンリサーチ ロッソ」「ステュディオス」「クルーン ア ソング」のカジュアルブランド5店舗が新規出店する。同館はこれまでの大丸の中心客だった40~60代の女性客をターゲットとせず、18~24歳の「ヤング」、25~34歳の「アラサー」を主要ターゲットに据えたのが特徴で、開業と同時にオープンした地下1階・地下2階のヤング向けのフロア「うふふガールズ」が好調、今回の1~2階部分のリニューアルでアラサー向けフロアも完成することになる。
昨年12月に移転した老舗宝飾店「芝翫香(しかんこう)」跡に2月27日、カジュアル衣料複合店「コレクトポイント心斎橋店」(心斎橋筋1)が関西地区の旗艦店として出店する。270坪の店内は1階~3階の3フロアに分け、心斎橋筋商店街に面した1階はレディスフロアとして20代女性向けの「ローリーズファーム」「ジーナシス」「ヘザー」を展開、2階メンズフロアには18~30代の男性向け「レイジブルー」「ハレ」を、3階ティーンフロアには新ブランド「レピピアルマリオ」を初出店する。
高島屋大阪店(難波5)は現在、2011年春のグランドオープンを目指して増床工事を行っているが、第1期オープンとして3月2日に増床部分が開業する。「親子で楽しめる百貨店」を目指す同店は、これまでの顧客層であるミドル~マチュア層(45~64歳)をメーンターゲットに、ヤングアダルト~アダルト層(25~44歳)を戦略ターゲットに据えるほか、ヤング層(19~24歳)をチャレンジターゲットとして設定する。35店舗が出店する関西最大級の飲食フロア「なんばダイニングメゾン」(7~9階)も話題を呼びそう。
3月6日に開業する戎橋横の商業施設「ラズ心斎橋」の1~3階部分には、スウェーデンのカジュアル衣料チェーン「H&M戎橋店」(宗右衛門町)が関西初出店する。約900平方メートルの売り場にレディス、メンズ、アクセサリー商品を展開する。同店はH&Mの2,000店舗目になることから、先着2,000人にオープン記念Tシャツとキャンバスバッグを進呈するほか、レディス・メンズデニムを本数限定で2,000円で販売する。