南船場で「絞り開放」写真展-「意志を入れてみよう」と提案

レンズの「絞り」を開放にして撮影した写真ばかり展示する

レンズの「絞り」を開放にして撮影した写真ばかり展示する

  • 0

  •  

 南船場の写真ギャラリー「壹燈舎(いっとうしゃ)」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6121-6202)で現在、企画公募展「ほのぼの、やわらかの世界」が行われている。

[広告]

 同展は、「フルオートでカメラ任せの撮影スタイルではなく、少しだけ自分の意志を入れてみよう」と同ギャラリーオーナーの杉本征克さんが企画したもので、レンズの「絞り」(F値)を開放にして撮影することを条件に募集した写真を展示する。

 「今のカメラは、コンピューターに任せるだけで何も考えなくても平均的に良く撮れるが、いつもと違う写真を手軽に撮るための試みとして、絞りを開放にして撮ってみては」と杉本さんは提案する。「レンズの絞りを開けるとピントの合う範囲が狭くなり、ほわっとした感じに撮ることができる。絞りを意識することで写真の世界が広がる」という。

 会場には、さまざまなカメラで撮影した8人の作家の作品が並ぶ。「絞りを開放して撮影する被写体としては花が多い」(杉本さん)というが、花のほか、砂浜に流れ着いたペットボトル、街中のスナップ、仏像の顔の部分、ピアノを演奏する手など、さまざまな被写体を撮影した写真が並ぶ。

 展示作品の多くは、写真の中の注目させたい部分にピントを合わせたものが多いが、あえてどこにもピントを合わせず、幻想的な雰囲気に仕上げた写真も。コンパクトデジカメで撮影された作品も含まれる。

 開館時間は12時~19時。入場無料。今月4日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース