大阪・南堀江のインテリアショップ「T.C/タイムレスコンフォート 南堀江店」（大阪市西区南堀江1、TEL 06-6533-8620）で7月12日、大阪樟蔭女子大学の学生が同店に向けてドーナツメニューの提案を行う「大阪樟蔭女子大学×タイムレスコンフォート 商品開発プロジェクト」の最終選考会が行われた。

真剣な表情で質疑応答に応じる

　同プロジェクトは、南堀江の立花通り（愛称＝オレンジストリート）を中心とするエリアの活性化に向けさまざまな取り組みを行うことを目的に、「堀江立花通りユニオン」と、大阪樟蔭女子大学・同大学短期大学部とが5月に締結した連携協定の第1弾「ショップコラボプロジェクト」として行われたもの。

　同店では、併設するカフェで販売するドーナツの新メニューの提案を受け付け、同大学の学生から出された28案のうち、1次審査を通った6案のメニューを実際に同店が試作。選考会で6チームの学生によるプレゼンテーションと質疑応答のほか、試食を行い評価した。学生はメニューのコンセプトやこだわったポイントなどについて説明したほか、同店スタッフからは見た目や味、話題性など商品化に向けた質問が行われた。

　選考の結果、最優秀賞として同大学3年生の藤本諭美さん、増田絢香さん、野間有里江さんのチームが考案したハート型のドーナツ「ひと夏の恋」が選ばれたほか、商品賞、プレゼンテーション賞が決定した。3人は「同世代の恋する女の子にターゲットを設定した。自分たちで考えたものが商品化されることになりびっくりしたが、店頭に並ぶことを想像するとうれしい。お客さんの反応も見たい」などと感想を話した。

　タイムレスコンフォートの関西地区エリアマネジャーの梅崎伸一さんは「このような取り組みは初めてだったが、今回だけでなく今後も継続していきたい。店として狙いたい世代である学生から提案していただき参考になった」と話す。同店では最終選考会で提案された6チームの案をすべて商品化することにし、7月25日から8月末までの期間限定で販売する。