南海都市創造(大阪市中央区難波5)は7月15日、旧「ホテル南海なんば」跡地で建設を進めるサービスアパートメント「フレイザーレジデンス南海大阪」(浪速区難波中1、TEL 06-6635-7111)を10月5日に開業すると発表した。
サービスアパートメントは中長期の滞在者向けの宿泊施設で、ホテル同様の家具、什器、備品に加え、キッチン、洗濯乾燥機などを備えるほか、ジム、サウナ、ビジネスセンターなどの施設を併設する。
建設地が南海なんば駅、なんばCITY、なんばパークス、高島屋などの商業施設が集まるエリアに隣接しており利便性が高く、関西国際空港へのアクセスにも優れていることから、外国人ビジネスマンを主なターゲット層に設定、世界14カ国でサービスアパートメントを運営するフレイザーズホスピタリティー社(本社=シンガポール)と業務提携した。
地上13階建て114室で、延べ床面積は7,670平方メートル。ワンルームタイプ「スタジオ」(28平方メートル)=46室、1LDKタイプ「1ベッドルーム」(40~44平方メートル)=57室、2LDKタイプ「2ベッドルーム」(77平方メートル)=11室の3タイプの客室を用意する。シモンズ製ベッド、32型液晶テレビ、DVDプレーヤー、ドラム式洗濯乾燥機、IHクッキングヒーター、電子オーブンレンジ、調理器具、食器などを備える。
付帯設備として2階にラウンジ、パソコンコーナー、会議室、ジム、サウナなどを設けるほか、1階ロビー横にスペインバル「Massa(マッサ)」を9月に先行オープンする。バルは約40坪に60席を配置、宿泊者には朝食を提供する。
既にホームページを開設し、予約を受け付けている。宿泊料金は「スタジオデラックス」=1泊2万8,600円(開業記念料金=同1万1,000円)、1カ月=29万円(同25万円)、「1ベッドルームデラックス」=1泊4万3,500円(同1万7,000円)、1カ月=47万円(同37万円)など。いずれも1人の場合の宿泊料金で、朝食が付く。開業記念料金の適用は2011年3月末まで。