南堀江にオルタナティブスペース「Pulp」-アイデアを形にする場所

7月に正式オープンした、南堀江のオルタナティブ・スペース「Pulp」

7月に正式オープンした、南堀江のオルタナティブ・スペース「Pulp」

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 南堀江のオルタナティブ・スペース「Pulp」(大阪市西区南堀江1)が正式オープンし、1ヵ月半が経過した。

萬福寺を舞台に、3日間に渡って行われたオープニングイベントの様子

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 買い物客でにぎわう立花通り(愛称=オレンジストリート)から一本路地を入ると、ガラス張りのスペースがたたずんでいる。萬福寺の裏側に位置する「Pulp」は、ギャラリーや期間限定ショップ、イベント会場、ライブハウスなど、さまざまな顔を持つ「オルタナティブ・スペース」。「あえて空間にカテゴリーを設けず、いろいろな人のアイデアを形にする場所」を目指している。

 運営するのは、メンバー全員が20代という「Pulp Pictures」。映像を中心とした制作活動を行っているメンバー5人は、個人での活動を続けながら、グループとして映像やインスタレーション作品の制作・展示・販売を行う。グループでの活動が本格化した昨年、同物件に出会ったことをきっかけに開業に向けて準備を始めた。

 彼らの活動に共感し「使ってみないか」と提案した物件の所有者は、萬福寺の住職を務めるメンバー・石田悠介さんのお父さん。「街の人が集うお寺の特性を生かして、もっと外に向けて開かれたお寺にしていこう」と、境内でライブや演劇を開催してきたという。そうした石田さんの思いを受け、「街に存在するいろいろなコミュニティーを繋げる空間にしていきたい」とメンバーは意欲をみせる。

 同スペースでは、Pulp Picturesが主催する企画展やイベントのほか、スペースのレンタルも行っている。鈴木ヒラクさん、イラスト作家の堀本勇樹さん、音楽家の山本精一さんなど大阪や東京をはじめ、国内外で活動するアーティストを迎え、これまでに全9回(4月からの「プレオープン企画」を含む)の企画展・イベントを開催した。オープニングイベントでは7月2日から4日までの3日間、萬福寺を舞台に19アーティストが映像をテーマにした作品展示とライブを行い、300人が訪れた。

 「『裏にはお寺があり、路地に面している』というこの場所の特徴を生かして、街の人に『開けた空間』にしていきたい。『pulp(大衆化)』という名前をつけたのも、敷居を低くして色んな人に展示してもらおう、見に来てもらおうといった思いから。『あそこに行けば、何か面白いことをやってる』というファンの方を一人でも増やしていくことが当面の目標」と話すメンバー。

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