ユニクロ、グローバル旗艦店「心斎橋店」10月1日開業へ-内部公開

330体のマネキンを配置し、着こなしを提案する

330体のマネキンを配置し、着こなしを提案する

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 ユニクロは9月29日、国内初のグローバル旗艦店「ユニクロ心斎橋店」(大阪市中央区心斎橋筋1)の内部を10月1日の開業に先だち公開した。

日本初の「フライングマネキン」が1階から4階まで移動する

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 同店は、ニューヨーク(2006年11月=1,000坪)、ロンドン(2007年11月=700坪)、パリ(2009年10月=650坪)、上海(2010年5月=1,200坪)に続き、世界で5番目となるグローバル旗艦店。「ユニクロが現時点で実現できる最高水準の商品、VMD、店舗運営、サービス、クリエーティビティーを結集」(同社)する店舗として、クリエーティブディレクターの佐藤可士和さんがトータルプロデュースを担当したほか、照明デザインには「東京スカイツリー」の照明を手がける照明デザイナーの戸恒浩人さんを起用した。

 地下1階~地上4階の 5フロア構成で、売り場面積は約800坪。心斎橋筋商店街に面した西側入り口を入ると、日本初となる6体の「フライングマネキン」が1階から4階までの吹き抜け空間を移動する「プレゼンテーションステージ」が客を出迎える。同店では、国内のユニクロでは最多となる、全身マネキン140体、半身マネキン190体を配置し、着こなしを提案する。

 1階は、アウターなど大型店限定アイテムや、トレンドアイテムのほか、ジル・サンダーさんとの協業ブランド「+J」85アイテムをそろえる。2階の女性向けカジュアルフロア、3階の男性向けカジュアルフロアは、フロア内の商品配置を共通にしたほか、什器を低く設定し奥まで見渡せるようにし買いやすさを追求した。4階の男性向けフォーマル・インナーフロアは、ヒートテック商品を多数そろえる。地下1階は女性向けインナーと、キッズ・ベビーのフロア。キッズ向けヒートテックインナーを初めて販売するなど、やはりヒートテックに力を入れる。各階のエスカレーター周辺の壁面には、それぞれのフロアのキャンペーン商品をディスプレー。4階のエスカレーター上は天窓を大きくし、自然光が入るようにした。

 同社取締役の大苫直樹さんは「ユニクロの大型店は、ここ2~3年の業績を引っ張る成長エンジンと位置付けている。グローバル旗艦店は世界有数のファッションストリートとして、世界に対して波及効果のある立地にこだわって出店しており、日本では東京と大阪が該当する。心斎橋は買い物客の購買金額も大きく、アジアに向けた情報発信の場と考えている」と話す。

 同社では、同店開業に向け積極的なPR活動を行っている。単独店舗の開業としては珍しくテレビCMを放映するほか、地下鉄心斎橋駅などでサッカーの本田圭祐選手、歌手の吉村由美さん、作家の川上未映子さんら大阪出身の有名人を起用した交通広告も展開している。

 営業時間は11時~21時(10月1日~3日のみ10時オープン)。

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