南堀江のギャラリーで「関西弁」テーマのイラスト展-109点展示

「なんでやねん」「すきやねん」など、「関西弁」をテーマに作品が並ぶ

「なんでやねん」「すきやねん」など、「関西弁」をテーマに作品が並ぶ

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 ギャラリーホック(大阪市西区南堀江3、TEL 06-6535-1653)で10月2日より、「関西弁」をテーマにした展示会「まいどおおきに!関西弁100人展」が開催されている。

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 同展は、同ギャラリーを運営する京田クリエーションに所属するクリエーターたかいよしかずさんを中心に、関西にゆかりのあるデザイナーやイラストレーター109人が作品を出品。思い思いの「関西弁」をテーマに制作された作品を展示するもの。

 テーマとする関西弁は「なんでやねん」「めっちゃ好きやねん」「ちゃうちゃう(違う違う)」「てんこ盛り」「ぎょうさん(たくさん)」「お越しやす」「○○はる」などさまざまで、会場にはイラストから人形などの立体作品まで個性あふれる作品が並ぶ。バックミュージックには、たかいさんが「わざわざ」買いに行ったという関西にちなんだ音楽を流し、「大いに関西に浸ってもらえる展示会」(たかいさん)となった。

 たかいさん自身も参加作家の1人。人形を12個並べた作品に合う関西弁を、方言の辞書などで調べながら考えたという。タイトルは「けったいなやつら」。「関西弁は独特で、一言で標準語に置き換えられない。そこが関西弁の『味』」(たかいさん)。また、「あめちゃん(飴)」「おかいさん(お粥)」など、モノに「ちゃん」や「さん」など丁寧さを表す語尾をつけるのも関西弁特有。「一般に関西弁は『きつい』言葉だと言われているが、実は『やわらかい』言葉なのでは」(同)。

 たかいさんは、「デザイン=コミュニケーションだと思っているので、以前より『言葉』に興味があった。普段自分たちが使っている言葉をテーマに展示会をするのも面白いのではと思い、今回の企画をした」と話す。来場者からは「面白かった」「見ごたえがあった」「関西弁は味があっていいなと思った」など反響が寄せられているという。

 開催時間は14時~19時。日曜定休。11月10日まで。

京田クリエーション

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