大阪・北堀江のファッション専門学校「エスモード ジャポン 大阪校」(大阪市西区北堀江1、TEL 06-6539-5555)1階のアートスペース「ギャラリーエフェメール」で現在、秦まりのさんの作品展「Mr.ヨーグルト Parisに帰る! ~パリの食卓~」が行われている。
同展は、ヨーグルトが大好きで人々から「Mr.ヨーグルト」と呼ばれる男が、エジプト旅行からパリに帰り、娘のセリーヌと食事をしながら土産話をしている様子を表現したもの。スペース全体を使い「Mr.ヨーグルトの部屋」を作り上げ、Mr.ヨーグルト、セリーヌ、亡くなった妻Mrs.ヨーグルトの肖像画を掲げたり、等身大のMr.ヨーグルトとセリーヌがダイニングテーブルいっぱいに食事を広げ会話をしている様子を再現した。作品は、布にシルクスクリーン印刷を施し、立体的に加工している。
秦さんは、京都精華大学芸術学部を卒業後、物づくりに関する仕事をする一方で、アーティストとしてシルクスクリーンによる立体、平面作品を作り続けている。秦さんは「作品を見てくれる人に、純粋に楽しんでもらえたら何より。学生のみなさんに何らかの刺激やインスピレーションを与えることができれば」と話す。
同スペースは、同校が昨年11月にオープンし、中之島のギャラリー「番画廊」(北区)とのコラボレーションにより、2年間の期間限定で運営しているもの。年間10人の作家を紹介しており、学生だけでなく近隣からの来訪も増えてきているという。同校を運営するを運営するエスモード・インターナショナルグループ代表の仁野覚さんは「コンテンポラリーアートは作り手の世界観や思いがしっかりしている。学生にも自分独自の世界観を持ってほしいと思い、アートスペースを開設した」と話す。
開廊時間は10時~19時。日曜・祝日休業。今月30日まで。