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7人でつなぐ「朝の風景リレー」-南船場のギャラリーで写真展

プチ・アビィ企画展「朝のリレー」では、7人の出展者が捉えた朝の風景写真42枚が並ぶ

プチ・アビィ企画展「朝のリレー」では、7人の出展者が捉えた朝の風景写真42枚が並ぶ

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 大阪・南船場のギャラリー「アビィ」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6261-7383)に併設する展示スペース「プチ・アビィ」で現在、写真展「朝のリレー」が開催されている。

さまざまな季節や場所で捉えた日の出写真が並ぶ

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 同展は、出展者が持ち寄った朝4時~9時の風景写真を、撮影時間順に並べて1つの作品を作ろうと企画したもの。初開催の今回は、7人の出展者が捉えた日の出や朝顔、朝食の写真など42枚で「朝のリレー」を展開する。同ギャラリーで毎年開催している「それぞれの生活展」にヒントを得た企画展だが、あえて日付や場所、カメラの機種に制限は設けず、「1人ひとりが迎えた小さな時間のつながり」に焦点を絞っている。「朝は一番忙しい時間。そんな時に、ちょっと写真を撮る余裕を持つことの大切さを伝えたかった」と代表の吹雪大樹さん。

 作品を展示するプチ・アビィは、10月6日にオープンした「廊下ギャラリー」。その名の通り、ギャラリーの廊下の壁を利用した新しい展示スペースだ。「大切なことはそのままに、省略できることは省略して、手間は少なく、財布に優しく」をモットーに運営する。オープンのきっかけについて吹雪さんは、「ギャラリー・アビィにとって、秋は個展ラッシュの季節。『気軽に参加できる企画展がしばらく開催されないのは寂しい』という要望があり、もうひとつの展示場所を検討しはじめた」と話す。

 同スペースでは展示期間を11~12日間と通常より約1週間長く設定し、1週目であれば途中参加も受け付けている(同展での受け付けはなし)。吹雪さんは、「参加しやすい環境を用意することで、展示を通して何かに気づき自分を押し上げていく機会を、より多くの人に提供できれば」と意欲をみせる。

 第1回「廊下と窓の写真展」で幕を開けた企画展は、12月1日から開催予定の第5回「夕暮れ刻の写真展」で1つの区切りを迎え、ギャラリーで企画展が再開する来年1月からは、「ひとり展」と題した「いつもの企画展と個展のあいだを埋める」展示がはじまる。この展示は、出展者が「ステップアップの場」として、57センチ×82センチの展示ボードを縦長に4つまたは横長に3つ並べた展示場所に、自分の世界観を作り上げていくもの。「1ヶ月前まで申し込みを受け付けているので、やってみたいことを思い立ったらすぐに形にできる気軽さが魅力」と吹雪さん。「展示スペース前の長椅子に座ってじっくり作品を見る、というギャラリーとは一味違う鑑賞スタイルを楽しんでもらえたら」とも。

 開催時間は12時~19時。入場無料。今月28日まで。

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