大阪・道頓堀のグリコ看板の横にある「かぜに改源」のネオン看板が12月22日、リニューアルした。
同看板は、医薬品や医療機器の製造・販売を行うカイゲン(大阪市中央区)が、1966(昭和41)年から掲出している縦5メートル、横8メートルのネオンサイン。戎橋から間近に見ることができ、記念写真のスポットとしても定着している。1987(昭和62)年に風邪薬「改源(かいげん)」のキャラクターとしてテレビCMにも登場する「風神さん」が看板に登場した後、1999年に改修工事が行われた。今回は11年ぶりのリニューアルとなる。
リニューアルでは、基本的なデザインに変更はないものの、光源をネオン管からLEDへと変更し、背景に季節に合わせて変化をつけられるようにした。現在は「冬シリーズ」として雪のイメージを表現しており、「春には桜、夏には花火、秋には紅葉と、四季折々の演出を考えている」(同社総務部の藤原賢一さん)。
LEDを採用した理由について、藤原さんは「色彩の変化により少しでも目立つようにとの思いもあるが、消費電力の抑制と二酸化炭素排出量の削減により環境問題に貢献できるようにと考えた」と話す。