大阪・南船場に1月31日、文学バー「リズール」(大阪市中央区南船場4、TEL 06-6282-7260)がオープンした。
同バーは、芥川賞作家の玄月(げんげつ)さんがプロデュースし、作家、新聞記者らで共同経営するもの。ビルの地下1階部分、約60平方メートルの広さに、テーブル=12席、カウンター=11席の計23席と、約2,000冊の小説や詩集などを設置する。壁面などに設置した本棚には、1万冊まで収容できるという。店内にはしおりを置き、次に来店したときに続きから読めるようにしている
「本好きの人が気軽に飲める場所にしていきたい」と玄月さん。調理師免許を持っているという玄月さん自ら厨房に入ることもあり、オープンから1カ月は毎日詰めるようにしている」という。バーテンダーの森崎すすむさんは、玄月さんに師事し、小説家を目指す大学4年生。「いろいろな年代の人が来られて話をするので、小説を書くヒントにもなる」と話す。
ドリンクは、「生ビール」(650円)、「ワイン」(700円)のほか、スコッチ、バーボン、日本酒、焼酎、ブランデーなどをそろえる。フードは、「フライドポテト」「チーズ春巻きフライ」(各600円)、「フライドチキン」「カレーライス」(各900円)、「生ハムのトマトソースパスタ」(1,100円)などを提供する。
営業時間は18時~翌2時(土曜は18時~翌5時)。日曜定休。