大阪・アメリカ村の「ギャラリーパライソ」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6213-8053)で現在、漫画好きミュージシャンら8人の作品を展示する展覧会「展ぎゃん3D」が開催されている。
14種類のイラストを缶バッジにして販売する「ガチャガチャ」も
関西のライブ情報を「独断と偏見」で紹介する月刊フリーペーパー「紙のおとうた通信」の発行2周年を記念して行う同展は、「neco眠る」の森雄大さんと「DODDODO」、「オシリペンペンズ」の石井モタコさんが昨年設立した音楽レーベル「こんがりおんがく」との共催グループ展。1月ごろから準備を進めてきたという。
会場には、漫画家のいましろたかしさんや「紙のおとうた通信」のイラストを手がけるイラストレーターの鈴木裕之さん、アーティストの山本精一さんや水内義人さんなど8人が「漫画」をテーマに制作した作品が並ぶ。漫画家としても活躍する石井さんとDODDODOさんは作品の原画のほか、石井さんは「今回のために描き下ろした」というアクリル画や「一枚ずつ上に重ねていった」という手書きのライブのフライヤーも併せて展示。森さんは「漫画っぽい人」という同じバンドメンバーのBIOMANさんをモチーフにした作品を、水内さんは漫画を朗読する声を録音した音源を展示する。
そのほか、「紙のおとうた通信」のバックナンバーや缶バッジ14種類を販売する「ガチャガチャ」も設置。「同展を記念して制作した」(同フリペ発行人の吉田雅生さん)という缶バッジには、鈴木さんと石井さんが同じ人物を描いたイラストが入っている。
開催時間は12時~20時。入場無料。今月10日まで。9日には鈴木さんが「希望者に『くっさい顔』の似顔絵をその場で描いてプレゼントする」似顔絵イベントも開催。14時~17時。参加費は1,000円(色紙代込み)。同日夜の「クロージング前夜祭」では、鈴木さんの紙芝居に音楽を合わせる「投げ銭制」のパフォーマンスも。20時30分ごろスタート予定。参加無料。