大阪・新町の「ギャラリー・マゴット」(大阪市西区新町1、TEL 06-6940-7257)で8月2日、還暦を祝う記念イベントが始まった。
同イベントは、8月17日に還暦を迎える同ギャラリーオーナーの大木一範さんが、「一生に一回の記念日をみなさんに祝ってもらおう」と企画したもの。現在行われている「大木一範展『還暦60セレクト』」(8月2日~7日)のほか、3つの企画展で構成する。
「還暦60セレクト」では、「60歳」にちなんで、大木さんの歴代の作品から人気投票で選ばれた作品60点を展示。愛用するリコー製のフィルムカメラ「GR1s」やトイカメラ「LOMO」を手に、大阪や香港、ベトナムの街を歩き回って撮影した作品が並ぶ。中には、10年ほど前「これから写真をやっていこう」と決意するきっかけになったという、大木さんにとって特別に思い入れ深い作品も。
お盆明けには、出展者32人(予定)からの還暦祝いを展示する「公開グループ展『60 還暦祝』」(8月16日~21日)、大木さんの新作を展示する「大木一範展『還暦駄々イズム』」(8月23日~28日)を開催する。
「(いくつになっても)ずっと街で撮り歩いてる先輩たちがいる。私も街を歩き回って撮る今のスタイルをずっと続けていけたら」と大木さん。憧れの「先輩」写真家、中平卓馬さんと関岡昭介さんが身に着けていた「赤い小物」にあやかるため、イベント期間中は2人と同じ赤い靴や帽子を身に着けてギャラリーに滞在する予定だという。
開催時間は、火曜~金曜=13時~20時、土曜=12時~20時、日曜=12時~18時。入場無料。