高島屋大阪店（大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101）7階催会場で9月21日、「アセアンフェア&アジアンバザール」が始まった。

バンコクに本店を構えるタイ料理店「マンゴツリー」が登場

　国際機関日本アセアンセンターが主催し、同センターの設立30周年と、高島屋の創業180周年を記念して開く同イベント。ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの東南アジア諸国連合（ASEAN）10カ国のほか、韓国、中国、トルコなどアジアの伝統舞踊や観光PR、食べ物や雑貨などを販売する。

　21日に行われたオープニングセレモニーで、同センター事務総長の大西克邦さんは「日本アセアンセンターの使命は、観光、貿易、投資、人の交流を通じて、日本とASEANのパートナーシップを強化すること。ASEANの伝統工芸、伝統舞踊、料理、セミナーなどを通じて大阪・関西の皆さまにASEANをもっと知っていただきたい」とあいさつ。観光については東日本大震災の影響に触れ、「日本からASEANには300万人の観光客が訪れているが、最近は伸び悩んでいる。特に力を入れているASEANから日本へのインバウンドは、昨年と比べて40％減少した」とコメントした。

　会場では、ASEAN 10カ国が参加する観光ブースで、特産品の展示・販売・製作の実演を行うほか、イートインスペースも設ける。バンコクに本店を構えるタイ料理店「マンゴツリー」では、ムーガパオ、グリーンチキンカレー、ソムタム（小鉢）、トードマンプラー、トムヤンクンがセットになった「高島屋大阪店限定コンボ」（980円）や、「トムヤムクンヌードル」（780円）などを、シンガポールの料理店「海南鶏飯」では、「シンガポールチキンライス」（950円）、シンガポールチキンカレー（同）などを提供する。アジア各国のビールやカクテルを楽しめる「アジアンバー」では、タイの「チャーン ビール」（335円）、インドネシアの「ビンタン」（294円）、ベトナムの「バーバーバー」（356円）などのビールのほか、「シンガポールスリング」「チャイナブルー」「マッコリサワー」（各525円）などのカクテルも提供する。

　特設ステージでは連日、ブルネイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの伝統舞踊、演奏を行うほか、「タイのはにかみ王子」として知れる歌手、アイス・サランユーさんが音楽ライブ（23日14時～14時30分）を、韓国料理研究家のコウケンテツさんがオリジナルレシピをはじめとしたアジア料理の魅力を紹介するトークショー（24日14時～）を、それぞれ予定する。

　営業時間は10時～20時（最終日は17時まで）。今月26日まで。