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心斎橋のホテルで「藍染め」テーマに写真展-写真家が同級生を撮影

藍染めをテーマにした写真13枚を展示

藍染めをテーマにした写真13枚を展示

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 ニューオーサカホテル心斎橋(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6121-5555)1階ロビーで11月1日、写真家・坂下清さんの写真展「藍の手」が始まった。

藍の染料が染み込みんだ手

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 1981(昭和56)年岩手県生まれの坂下さんは、成安造形短期大学造形芸術学科卒業後、広告写真スタジオ、デザイン事務所を経て、2009年にカメラマンとして独立。現在は京都を拠点に、舞台撮影、芸能人インタビュー撮影、アパレルブランドイメージ撮影などを行うほか、「滋賀美少女図鑑」の写真撮影も手がける。

 同展は、坂下さんの短大時代の同級生で、現在は島根県広瀬町で正藍を用いる糸染め紺屋「天野紺屋(こうや)」の5代目として活動する天野尚さんを撮影したもの。2004年~2011年までの8年間にわたり撮影したモノクロ写真13枚を展示する。

 坂下さんは「手には藍の染料が染み込み、爪や指紋は真っ黒に染まっている。染料の藍はアルカリ性のため、肌はボロボロに荒れ、赤切れが絶えない。彼の手は彼がこれまでやってきたことの証明で、自分はいくらシャッターを切っても手は汚れないが、『彼に負けない手にしよう』と思い、彼の必死な姿を残すと共に、自分の誓いを定着させるようにシャッターを切った」と話す。

 11月29日まで。

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