大阪樟蔭女子大学(大阪府東大阪市)が2月22日、大阪・ミナミに特化した女子高生向けフリーペーパー「ショコラ」を創刊した。
同紙は、女子高生に向け同大学をアピールするために企画・制作したもの。学生23人のほか、編集制作プロダクションのスタッフなどが加わり、1月から企画会議を重ねた。発行部数は1万5000部で、ミナミのカフェなどに置くほか、女子高生限定で希望者に郵送する。
同大は、近鉄奈良線・河内小阪駅近くと、近鉄大阪線・関屋駅近くにキャンパスがあるため、大阪難波駅に出やすく、休日などにはミナミ周辺に出掛ける学生が多い。このため特集コーナーでは毎回、大阪・ミナミについて取り上げる。
創刊号の特集テーマは「大学生になったら行きたい大阪カフェ ~堀江・南船場~」。8ページを使い、「miel」(大阪市中央区南船場4)、「太陽の塔 GARDEN」(西区新町1)、「CHARKHA」(西区北堀江1)などのカフェ6店を紹介する。学生自らがナビゲーターとなり、モデルとしても登場する。
特集のほか、同大学に通う学生のコーディネート術を紹介する「女子力アップ講座」、雑誌制作の現場を紹介する「あこがれのおしごとに密着」、女子大での男子との出会いについて話す「今どき女子大生の本音トーク」、本やCD、DVDを紹介する「樟蔭女子のオススメCulture」なども掲載。
同大広報室の佐々木編集長は「創刊号ということでゼロからの企画となり大変だった。プロのスタッフと学生の意見の調整にも苦労した。大学のPR色をできるだけ抑え、大学生活そのものの楽しさを前面に出した」と話す。今後、6月上旬、11月上旬、2月下旬と年3回の発行を予定する。