千日前のギャラリー「Galaxy Gallery(ギャラクシー ギャラリー)」(大阪市中央区千日前2、TEL 06-6585-7285)で現在、ブラジルを代表するグラフィティアーティスト・TITI FREAKさんの個展「TITI FREAK exhibition『OCUPACAO』」が開かれている。
TITI FREAKさんは、1974年ブラジル・サンパウロ生まれの日系ブラジル人。13歳から7年間ブラジル国内の漫画スタジオや海外のディズニー、Marvel Comicsとの漫画やアニメーション制作に携わる。20歳になると、オリジナルスタイルのイラストレーションや、MTV Brazilとのアニメーション制作を行い、22歳のころ初めて道にスプレーを使った壁画を描いた。これまでにナイキ、アディダス、コンバースなどの企業との仕事を多数手掛けているほか、各国からの招待によるグラフィティ制作など、世界で活躍する。
昨年は、国際交流基金とブラジル大使館との共同企画である宮城県石巻市の仮設住宅壁画制作プロジェクトのアーティストに選ばれ、住民の要望に応えてグラフィティアートを描く活動をした。
日本での個展は2回目。同展では、オリジナル作品7点、シルクスクリーン作品7点、壁画などを展示するほか、限定Tシャツも披露する。「今回の作品には特にテーマがないが、オリジナル作品を組み合わせてレイアウトしたり、作品を飾る壁にペイントをしたり、僕の作風を知ってもらうように展示した」(TITI FREAKさん)。展示作品に人物画が多いことについては「『僕が人間であることが好き』ということと、描くときに感情を入れやすい」からだという。
開催時間は16時~23時。入場には1ドリンク(500円)オーダーが必要。